2013年6月9日日曜日

当院の超音波診断装置

久し振りに当院の医療機器についてのご紹介です。

本日は超音波診断装置,いわゆるエコーです。

超音波と聞けば、お母さん方は、赤ちゃんがおなかの中にいる時に映した機械を思い出していただけるでしょう。




当院のエコーはコニカミノルタ社のSONIMAGE513です。
随分とコンパクトで診察室のベッドの横に常設しています。

腹部の臓器、特に肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓、また男性では前立腺、女性では子宮、卵巣などの観察に優れています。その他、乳腺疾患、甲状腺に加えて、皮下腫瘍の性状など。さらに、頚や下肢の血管の内腔、血流速度も測定できて、これらにより動脈硬化の程度や、今後の心血管疾患の可能性の予測が出来るなど、極めて応用範囲の広い有用な器械です。
またレントゲンのように放射線を浴びる心配はなく、何回検査をしても人体に影響を与えることはありません。
 
 

 
超音波診断装置のプローブを右側腹部に当てて、肝臓と右腎臓を描出した図
 
 
 
 
超音波診断装置のプローブを左頸部に当てて、左頚動脈の血流を測定した図
血流をカラー表示して、右側に血流の波形を表示しています。波形から動脈の
               狭窄などがわかります。



当院の超音波に限らず、今の超音波機器はこのようなことは簡単に出来るのですが・・・
当院の超音波の特徴は、スイッチを入れてから30秒程度で立ち上がる、立ち上がりスピードの速さ、そして診察台の横に常設して、何かあればすぐに使用できるようにしていること。まさに聴診器がわりとして使用していことが当院の超音波診断装置の特徴です。

高価な医療機器の中では安価な部類に入ります(待合のオルゴールのほうがはるかに高価です)が、これほど有用な器械はありません。
じゃんじゃんと活用したいところです。

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